SANKO'S SPARE TIRE CARRIER
60年以上の実績と技術…安全性が最優先!
(社)日本自動車工場会の「性能基準」に適合した安全性の高い、スペアタイヤキャリアです。
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●チェーン引張破壊強度によるグレード区分
グレード | 引張強度(kgf) | 材質 | 線径(m/m) | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | G30 | 750 | 軟鋼 | 4 | |
2 | G50 | 1,250 | 合金鋼 | 4 | |
3 | G80-Ⅰ | 2,000 | 合金鋼 焼入 | 4 | |
4 | G80-Ⅱ | 2,000 | 合金鋼 焼入 | 4 | ヒューズ機能付 |
●チェーン錆
亜鉛メッキしたチェーンは、ステンレスワイヤーと比較して、錆が早く、しかも、チェーンとチェーンの合わせ目に
メッキが付かないのが欠点でした。その欠点を、メッキ技術の開発と、カオチン塗装をすることで完全にクリアしました。
●ヒューズ機能付
後突バリアテスト時のチェーンの切断を防止するため、スペアタイヤキャリア内部にヒューズ機能を備えた世界で唯一の商品です。
(日本、米国、タイ国へ特許出願中)
また、チェーンの切断を防止するだけではなく、車両本体フレームのスペアタイヤキャリア取付け部分をも保護します。
さらにフレームとスペアタイヤとの固定位置に関わらずヒューズ機能は作動します。
●その他
さらに特殊装着対応仕様をとりそろえ、架装状況が新規仕様、特別仕様の場合も、全てご相談に応じます。
サンコー製スペアタイヤキャリア(STC)の取扱説明書
*サンコー製スペアタイヤキャリア(STC)は主にトラック、ダンプ、バスのスペアタイヤを車体下で固定、保持しタイヤパンク時に脱着する装置です。
1.代表品目
品名 | 適用ハブ径 | 最大タイヤ重量 | ハンドル先端 締付力N(kg) |
使用ハンドル 先端形状 |
|
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RU | 280 | φ281mm | 150kg | 294N(30kg)~ 490N(50kg) |
|
220 | φ221mm | ||||
164 | φ164mm | 80kg | |||
RH | 280 | φ281mm | 150kg | 294N(30kg)~ 490N(50kg) |
|
220 | φ221mm | ||||
164 | φ164mm | 80kg | |||
S510 | φ164mm | 65kg | 190N(20kg)~ 392N(40kg) |
||
S511 | φ146mm | ||||
S512 | φ164mm |
基本回転方向:巻上回転方向(右)
巻下げ回転方向(左)
耐久回数:正常な使用状態(上記タイヤ重量、ハンドル締め付け力)で200回の巻上げ下げを想定
2.取扱説明書について
1)この取扱説明書は特別な指示が無い限り製品に添付されております。他の取扱説明書と同様に車両へ搭載
もしくは車両取扱説明書等へ本取扱説明書の内容を記載頂きSTCの使用者が確認出来る様にして下さい。
第三者へ譲渡される場合も同様に製品へ添付しSTCの使用者が確認出来る様にして下さい。
2)この取扱説明書には本製品をご使用いただく為に必要な事項が記載されております。
必ずご使用前にお読み頂き製品の交換、廃棄まで大切に保管して下さい。
3.スペアタイヤキャリア装着に関する注意事項
1)STCの車輌への取り付けは、必ず各メーカーの架装要領書に従って下さい。
STC並びにスペアタイヤの固定ブラケットを自社製作する場合も同様に実施願います。
2)スペアタイヤの装着位置
①走行時(悪路走行・後退時等)の接触防止のため、地上高を確保し且つ車両側面、外側面に取り付ける様に注意して下さい。
②車両の回転部分・可動部分・放熱部分との距離は十分確保してください。
(例)プロペラシャフト・スプリング・ブレーキホース・排気管・マフラ等
3)大型の代表品番であるRU、RH系のタイヤ固定位置はスペアタイヤキャリアの取り付けボルトセンターから
吊板の上面まで(右図L)が65mm以下になるように固定をして下さい。
車両、STC固定ブラケットにより右図L寸法が異なります。
4)スペアタイヤ取り付け用ブラケット及びボルト等は車両走行中の振動負荷を考慮し十分な強度・剛性を確保して下さい。
5)巻き上げハンドルによる締め付け作業がしやすいように配慮して下さい。
①ハンドルを操作するスペースを十分に確保して下さい。(周辺に障害物が無い様にすること)
②締付力を明示したコーションプレートをハンドル挿入口等の見やすい位置に貼付して下さい。
③締付力は上記代表品目の表の記載内容となります。
6)巻き上げたタイヤは支持部で確実に固定し且つ締め上げることが出来る様にして下さい。
①巻き上げ状態で他の部品と干渉しないように注意して下さい。
(荷台Uボルト・工具箱ブラケット・フレームリベット等と局部接触無きこと)
②ディスクホイール当て支持の場合
a,当たり面Bは局部当たりを防止するため平面とすること。
b,H1は作動範囲に制限のある機種が有ります、指示方法を必ず守ってください。
③タイヤ当て支持の場合
a,支持材間隔:タイヤの巻上げ高さ最高部付近はタイヤ空気圧減少時を考慮し他部品との干渉防止に注意して下さい。
b,緩衝材を挿入する場合支持材に確実に固定して下さい。また、固定部品(皿ビス等)がタイヤとの接地面に
干渉しないよう固定して下さい。
c,H2寸法:締め上げた状態でチェーンの締め上げ余裕を確保して下さい。
d,パンクタイヤの装着時はディスクホイール当て支持となる形状とするか、又はディスクホイールに当たる補助支持材を
設けるようにして下さい。
*取り付けに際し不明な点が有りましたら、巻末の連絡先へ問い合わせ願います。
基本寸法
分類 | RU系 | S510系 |
---|---|---|
支持材間隔A | 230mm | 90mm |
当たり面幅B | 50mm以上 | 40mm以上 |
キャリア本体取付ボルトと ディスク面との距離H1 |
30+1.0-0mm(注2) | 20mm以上 |
4.⚠警告:即タイヤ落下等の重大事故に繋がる事項
1)本書記載内容以外のご使用はご遠慮下さい。
2)タイヤ交換時は車両及びタイヤ周辺に危険が無いか確認を行って下さい。
また、路肩での安全作業を心掛けて頂き、水平な場所でエンジンを切りサイドブレーキを掛けた状態で行って下さい。
3)お客様での修理、分解、改造、その他車両への取り付け等は行わないで下さい。
4)吊板の変形、亀裂、凸部の倒れ、チェーンのねじれ、伸び、変形、亀裂等が発見された場合はSTCを交換して下さい。
5)ハンドル挿入部分の抜け、変形、亀裂が発見された場合はSTCの交換をして下さい。
6)タイヤの巻き上げ、巻き下げ操作が著しく重い、又は異音が発生した場合はSTCを交換して下さい。
7)ハンドルをSTCに挿入したまま走行しないで下さい。
8)指定されたタイヤ以外の取り付けは行わないで下さい。
9)STCに取り付けてあるタイヤをぶつけたり、車両事故、悪路走行等によりSTC、取付ブラケット、支持材、緩衝材等に
衝撃を受けた場合はそのまま使用せず交換を行って下さい。
5.⚠注意:いずれ重大事故に繋がる事項及び怪我、事故などの原因となる事項
1)車載工具であるハンドル以外の工具(エアー、電気等を使用したインパクトレンチ等)を使用しての
高速回転、高荷重での巻き上げ、巻き下げを行った場合STCの故障の原因となります。
2)チェーンがねじれた状態での巻き上げ、巻き下げ固定は行わないで下さい。必ずねじれを解消して行って下さい。
3)タイヤを取り付けない状態においては、必ず吊板側チェーンを巻き上げた状態として下さい。
4)泥や融雪材が付着した場合は水洗いをして汚れを落として下さい。STCの操作不具合に繋がります。
5)二重安全を講じた場合は遊び側チェーン、その他チェーンの固定状態を確認して下さい。
外れていた場合は効果が無くなるだけでなく、二次災害に起因する場合があります。
使用者並びに周りの走行車両含めた安全の為にも、この取扱説明書に則ったご使用をお願いいたします。
*二重安全処置
その他チェーンで支持材とタイヤを一緒に巻き固定する処置
遊び側チェーンをタイヤ穴に通し末端チェーンをフックに掛け固定する処置
末端チェーンをSTCからの取り外す際はチェーンのねじれ等、警告、注意に記載された内容は実施しないで下さい。
6.STCからのタイヤ取り外し
1)車両及びタイヤ周辺に危険が無いか確認を行って下さい。
STC及び周辺部品に変形、亀裂、破損がないか、確認して下さい。
2)二重安全の処置が講じてある場合は固定の解除、チェーンを外す等を行って下さい。
3)ハンドルをハンドル挿入口に挿入し、巻き下げ操作を行って下さい。
4)タイヤが地面に接地しタイヤの重量を感じなくなった後、ディスクホイールと吊板に少し隙間ができるまで巻き下げます。
接地後の操作はハンドルの回転数にして2~3回を目安に行って下さい。車両形状、タイヤの取り付け位置によっては
異なる場合があります。その際は遊び側チェーンがSTC本体から抜け落ちない様気をつけながら巻き下げを行って下さい。
⚠警告:万が一チェーンが抜け落ちてしまった場合はご自分で元には戻さず、購入先にお問い合わせ願います。
5)吊板をディスクホイールから抜いて下さい。
7.STCへのタイヤ取り付け
2本吊の場合等の特殊車両は
これに準じず
1)車両及びタイヤ周辺に危険が無いか確認を行って下さい。
STC及び周辺部品に変形、亀裂、破損がないか、確認して下さい。
2)タイヤをSTC吊板部の真下になるよう置いて下さい。
スペアタイヤが固定されている状態以外並びに、架装要領書での指示がされていない置き方は絶対に行わないで下さい。
3)吊板をタイヤのディスクホイールのハブ穴に通して下さい。
4)ディスクホイールのハブ穴に吊板凸部を正しくはめ、ディスクホイール裏面に吊板が接触するまで巻き上げ操作を行って下さい。
機種によっては、逆転防止機構により手での巻き上げ操作が難しい場合があります、その際はハンドルを使用して
巻き上げ操作を行って下さい。
⚠警告:代表品目に記載した適用ハブ径との相違がある場合、速やかにタイヤの取り付けを中止し、購入先へお問い合わせ願います。
5)一旦巻き上げ操作を止め、タイヤのディスクホイールに吊板凸部が正しくはまっていることを再確認して下さい。
6)操作ハンドルによりチェーンにねじれや絡みが無いこと、ディスクホイールに吊板凸部が正しくはまっていることを確認しながら
ハンドルを巻き上げ方向に回転させ巻き上げを行って下さい。
⚠警告:正しくはまっていない状態でタイヤの固定、締付を行うと、走行中の振動、衝撃等によりタイヤが外れ、落下する恐れがあります。
7)タイヤが揺れなくなるまで巻き上げ、コーションプレートの記載内容に沿った力で締め付けて下さい。
8)締め付け終了後、ハンドルは逆回転させずにそのまま抜いてください。
9)固定したタイヤを足で蹴る等してガタが無いことを確認して下さい。
⚠注意:タイヤのガタ確認時には転倒、指の挟まれ等の怪我、事故に十分注意して実施して下さい。
10)ガタがある場合は7)の作業を再度行って下さい。
11)更なるタイヤ落下防止のために記載した二重安全の処置を講じて下さい。
8.STCの日常点検事項(運行前、事故、悪路走行後に必ず実施して下さい)
1)STCにタイヤは緩み無く取り付けられていること。
2)STCの吊板凸部はタイヤのディスクホイールハブ穴に正しくはまっていること。
3)STCの吊板凸部が支持材に干渉せずしっかりと固定されていること。
4)緩衝材を使用されている場合は緩衝材の欠落、固定不備等の問題が無いこと。
5)二重安全の処置が講じてある場合は遊び側チェーン、その他チェーンの装着、固定忘れ等の問題が無いこと。
6)STC及び周辺部品に変形、亀裂、破損がないこと。(吊板凸部、固定ボルト、ナット、溶接部の緩み及び亀裂等)
7)固定する、されているタイヤに劣化、損傷が無いこと。
8)STC、周辺部品及びディスクホイール面に著しい錆びが無いこと。
*異常を発見した場合は十分注意しながらタイヤを外し、その後、速やかに購入先へ問い合わせてください。
タイヤが外せない場合は、チェーン等で脱落しない処置を講じ、速やかに購入先へ問い合わせてください。
9.STCの交換について
1)STC及びタイヤをぶつけた場合。(STCの外観等に異常がない場合でも交換願います)
後進時にタイヤを縁石にぶつける、内輪差により側面後方に取り付けられたタイヤをぶつける
高低差のある段差を通過した、落下物とタイヤが接触した等
2)タイヤのがたつきが多発若しくは増し締めを行ってもすぐに緩みが発生する場合。
3)STC及び周辺部品の固定ボルト、ナット並びに溶接部に緩み、亀裂等が発見された場合。
4)吊板の変形、亀裂、凸部の倒れ、チェーンのねじれ、伸び変形、亀裂が発見された場合。
5)ハンドル挿入部分の抜け、変形、亀裂が発見された場合。
6)タイヤの巻上げ下げ操作が著しく重い又は異音が発生した場合。
*スペアタイヤキャリア又はブラケットの交換に関しては個別に交換するのではなく一体で交換して下さい。
個別に交換されますと、場合によってタイヤ落下の危険がありますので行わないで下さい。
製造元:三工機器株式会社(販売元:サンコー商事株式会社)
〒492-8231
愛知県稲沢市奥田流町36番地
TEL:0587-32-7161
FAX:0587-32-7236
URL:http://www.sanko-kiki.co.jp/
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